


中央省庁や地方自治体
大規模な事業に企画から携わる
入札チーム
入札とはどんなお仕事ですか?
H.S
一般の企業は指名という形で1社の広告会社さんと深く長くお付き合いしている場合もあれば、スポット的にそこだけにお願いするというケースもあります。対して、公平性や公正性が求められる事業であったり、中央省庁や地方自治体、それらに関連する団体などは、一つのやるべき課題に対して、幅広く様々な会社に提案を求めて、その中で一番いいものを公平に選ぶというスタイルを取ることがあり、それが入札です。
N.Y
公共の事業に対して、参加者を募るっていうのが入札の前提ですね。
H.S
入札に参加する会社は、良い企画を出せばいいだけではなく、いかに費用を抑えながら効果が高い企画を提案できるかが求められます。
N.Y
営業は全ての企画の取りまとめとなるので、クライアントニーズがどこにあるのかということを仕様書やヒアリングから読み取ります。その内容を各セクションの方々にしっかりと伝えていく、指揮する司令塔役なのかなというふうに思っています。
H.S
どういう入札があるか発表されることを公示というのですが、営業はまずその公示を見てどの案件に参加するかを決めます。部の方針や個々の得意分野からやってみたい、関わってみたい案件にチャレンジしています。
H.M
そして、社内の各セクションに協力依頼をかけてチームを編成します。また、入札は当然のことながらいつまでに提案をしてくださいと期限が決まっています。短期集中決戦なことが多いのでスケジュール管理も営業の大事な仕事ですね。


チームメンバー:H.M
今までどんなプロジェクト(案件)に関わってきましたか。
H.M
直近では数千人規模を集客するイベントを行いました。そのイベントは企画提案からタレントのキャスティング、イベント運営まで行いました。たくさんの人がかかわるので大変なことも多かったですが、その分達成感はとてもありました。 年配の方々が多く参加されるイベントだったのですが、若い層も呼びたいというクライアントからの要望もあり、タレントを子ども受けする人にしたり、親子で参加できる子ども向けのイベントも盛り込みましょうと提案を行いました。実際に子どもが増えましたという声をいただいて頑張ったなって自分でも思いました!
N.Y
私は中央省庁のイベント事業などいろいろとやっています。例えば中央省庁の案件で事業期間内は街のいろんなところで手がけた広告を目にすることができるので、そういったところで達成感はあるかと思います。また国の事業で公共性の高い案件は、その情報が届いてほしい人にどういうふうに届いたのかというのを自分で目にすることはなかなか難しいのですが、事後調査などでその事業を知ることができた人の割合が増えていたりすると、自分の広報がちゃんと必要な人に届いて役に立つことができたんだなと思うことができ、それはすごくいい経験でした。
H.M
あとは自分が手がけた広告が電車に出ていたり、コンビニで見かけたりすると「やったな!」という気持ちになります。普通に生きていたら知らなかったかもしれない官公庁系の案件を自分が手掛けることで、こんなふうに役に立っているんだと勉強になるし、それを啓発しているのが自分の仕事なんだとやりがいを感じます。
Y.K
たしかに、クリエイティブが世に出るというところはやりがいになるなと思います。いくつかサポートで入らせていただいた地方自治体の案件で、獲得はできなかったのですが防災に関する広報事業がありました。出来上がったものを見たときに取れなかった悔しさを実感したり、ここに載ることを想像したら次回はもっと頑張りたいなと糧になりました。


チームメンバー:Y.K
大変だったことはありますか。
H.M
決められた予算の中で、やりたいことを全て収まるように調整するのは大変ですね。「これを追加で実施した方がもっとよくなるんじゃないですか?」みたいなことが広告を展開している中でクライアントから出てきたりもするんですけど、予算が決まっているので、どのように調整してできるだけ希望をかなえていくか、そのやりくりがすごく難しいです。
H.S
追加予算も簡単には下りないので、企画の実施進行の途中でも、よりよい事業にするために社内で知恵を絞り、協力会社といろいろ調整をしながら実現していくのはやりがいもあります。
Y.K
クライアントの希望を社内メンバーや制作会社に伝える際には、そのまま伝えるのではなく、その人がわかるように伝えないといけない。そのように自分で付け加えつつ正確にしっかりと伝えていくことが大変であり、今後勉強していきたい点でもあります。
N.Y
限られた予算でどうやったら最大効果が出るのかを考えるのが私達の求められていることなので、とても手間のかかるものもあります。けれど、最終的にクライアントに喜んでもらったり効果を上げられるにはどうすべきか、しっかりと自分がやるべきことを考えて行動すると達成感にも繋がるのかなって思いますね。


チームメンバー:N.Y
若手のお二人からベテランのお二人にお聞きしたいことはありますか?
H.M
入札に参加するにあたって、勝つためにも弊社ならではの強みのあるものに参加したいのですが、その見極め方が難しいなと感じているのですがどうしていますか?
N.Y
やっぱりうちは読売グループなので、読売新聞全国紙が提案要件に入っているものについては得意だし会社としてもぜひ獲得していって、読売新聞と連携した案件をできたらなって思っているのが一つです。あと企画面の方で高い評価をいただいていたことがあるので、企画の自由度が高い案件は得意としているのかなと思いますね。
Y.K
最初に入札案件を獲得したときは、どんな気持ちでしたか?
N.Y
スポーツの試合に勝ったことある人は多いと思うけど、そういう感じでとにかく「やった!!」って思います。入札チームが入札案件をやっていることの醍醐味ですね。
H.S
入札は競争なので順位があるし、開札の時に一斉に順位がわかるっていう瞬間は緊張感があります。「1位読売エージェンシー」と言われたときには同じく「やった!!」ってなりますね。勝負事が好きとかそういう人は入札向いているかもしれないね。


チームメンバー:H.S
今後挑戦したいプロジェクト(案件)はありますか?
H.M
私はタレントとお仕事をしてみたいです。宣伝となるポスターを制作したり、キャスティングしたタレントさんとイベントをしたりできるのも代理店ならではのお仕事かなと思います。
N.Y
自分の興味ある事というのは非常に強みでとても素敵だと思います。自分の好きなことや好きな人に関わりたいっていう動機でもいいと思いますよ。それが原動力になったり、モチベーションにつながったりするので、ぜひそういう気持ちは大切にしてほしいですね。
Y.K
以前小笠原諸島の案件を獲得したというお話を聞いたときに、 元々地方に興味があるしプライベートでも地方に行くのが好きなので、そのような案件に関わってみたいなと思っています。


最後に就活生にメッセージをお願いします。
Y.K
広告じゃなくてもいいと思いますが、何でも自分が信じるものを最後まで突き詰めたら楽しい仕事に近づけるんじゃないかなと思うので、頑張ってください!
H.M
こういう業種がやりたいとか特になくても、好きな人と仕事がしたいとか好きなことを仕事にしたいと思ったらいろんなこと挑戦できるのが広告業界の良いところかなと思います。何でもよいので強い「好き」がある人はこの業界向いているのかなと思うので、ぜひミーハーな人と一緒に仕事ができたらなと思います!
N.Y
世の中のありとあらゆることに仕事で関われるチャンスがあるということがこの仕事の面白いところかなと思いますし、特にそれが能動的にできるのが入札チームのメリットかなと思います。そういうことに興味のある人はぜひ一緒にお仕事ができたら嬉しいです!
H.S
学生の時に、 仕事で「これをやりたい」って、明確に決めている人ばかりではないのかなと。広告の仕事はTVCMや新聞広告だけではなく、領域がものすごく広がっていて何でもできる業界なので、もちろんやりたいことがある人は広告業界、うちの会社でできると思います。もしそれが今は漠然としていても、絶対何かはまるものが仕事の中で見つかると思います。それを叶える具体的な案件がいっぱい広告業界にはあるので、前向きに楽しく仕事をしたい人はぜひ来てください。