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営業からデジタルプロモーションの専門部署に異動して以来、早くも3年半が経過しました。提案時のプランニングから決定後の広告運用まで、おかげさまで様々な業務に携わってきました。
その中で、異動当初から定期的に担当している業務があります。それはインフルエンサータイアップです。
これは、SNSや各種メディアで活動しているインフルエンサーに、商品やサービスを紹介してもらうプロモーション施策です。YouTubeだと「プロモーションを含みます」、Instagramだと「[企業名]とのタイアップ投稿」、TikTokdと「有償のパートナーシップ」と表示されるアレです。
本記事では、これまで案件を実施してきた中で得た気づきや、具体的なノウハウをまとめました。主観も含まれますが、インフルエンサー施策を検討されている方の参考になれば幸いです。
1. 費用は…ケースバイケース
初っ端から身もふたもないタイトルですみません。巷では、「1フォロワーあたり1円」という相場がなんとなく浸透しているように思われます。勿論、インフルエンサーの知名度や影響力と費用はある程度比例しますが、決して絶対的な基準ではないというのが実情です。費用は、以下のような様々な観点によって決まります。
・インフルエンサー本人や所属事務所のタイアップに対するスタンス
・商材(商品・サービス)との相性
・実施時期や期間
・実施する媒体(プラットフォーム)数
そのため、「100万円の予算があるから、フォロワー100万人クラスの人を必ずアサインできるだろう」と計画すると、上手く予算に収まらない可能性が高いです。まず、施策の目的やターゲットから逆算して、最適なインフルエンサーのタイプを検討することをおすすめします。
また、投稿を広告配信に利用したり、LPに埋め込むなどの二次利用を行う場合は、著作権や肖像権に基づき、追加で二次利用費が発生するケースが多いことも念頭に置いておきましょう。
2. フォロワー数がすべてではない
「想定よりもフォロワー数が少ないインフルエンサーしかアサインできなさそう…」と心配される場合もご安心ください。タイアップにおいては、フォロワー数以上にエンゲージメント率が重要な指標になってきます。
エンゲージメントとは?:投稿に対する他のユーザーからの反応のこと。「いいね」や「リポスト(リツイート)」、「保存」、コメントなど、ユーザーがコンテンツに関心を示し、行動したことを示す指標。
フォロワー数はあくまで「情報が届けられる可能性のある人数」である一方、エンゲージメント率は「ユーザーがどれだけ関心を示し、行動したか」を表す指標です。そのため、タイアップ投稿の実効性に直結します。
また、エンゲージメントを多く集めている投稿は、各プラットフォームの「おすすめ」欄などにも優先的に表示される傾向があります。これにより、フォロワー外にも拡散されやすくなり、フォロワー数以上の反響が生まれることも少なくありません。
一般的に、タイアップ投稿は通常の投稿よりもエンゲージメント率が落ちる傾向があります。その中で「タイアップでもエンゲージメント率が落ちにくい人」を選定できると、高い費用対効果が期待できます。
では、「タイアップでもエンゲージメント率が落ちにくい人」とは具体的にどのようなインフルエンサーでしょうか?
…というテーマについては、次回(後編)の記事で詳しくご紹介いたします! よろしければ、後編も併せてご一読いただけますと幸いです。
Expart
DX戦略
R.KANAYA
営業職経験後、2022年4月よりデジタル広告プランニングの専門部署に在籍。現在は提案時のプランニングから受注後の進行管理や広告運用まで幅広く担当。デジタル領域の何でも屋を目指して日々奔走中です。
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